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第3回 セミナー報告
当日はくもりか雨の予報に反して晴れ、会場はたくさんの方にお越し頂きました。
「中医学に興味がある」という赤ちゃんを抱いた若い女性から、「娘が更年期だけど仕事で来られないから」…と仰る年配の方まで、皆さん熱心にメモを取っておられました。

更年期セミナー:会場

講師の劉伶先生からは、西洋医学・中医学の考え方を身近な例を交えて説明があり、「分かりやすかった。」と好評でした。
更年期セミナー:劉伶先生劉伶先生

その講演からダイジェストですが、ご報告します。

まず
「更年期とは…」
ですが、

西洋医学の考え方
 *個人差はありますが、45歳から始まり最も辛い時期は閉経し、症状が強まる50.5〜55歳の間まで
 *原因は卵胞ホルモンの低下による自律神経失調

中医学の考え方 
 *女性の場合、7の倍数で身体が変化すると考えられています。
  更年期は7×6の42歳〜7×7の49歳にあたり、実際、この時期が一番つらい時期なのではと思われます。
 *原因は腎の衰え

 中医学でいう腎は生殖・骨・水分代謝等、総合的な広い範囲で捉え、腎の衰えが老化につながるとも考えられています。

では、
更年期を穏やかに乗り切るには…
ですが、
ポイントは、「気・血・水のバランス」が大切です!!です。

気:血を全身に送るエネルギー(気)が満ちたりている事
血:「女性の体は血で出来ている」と中国の古書(黄帝内経)にも書かれているようにたっぷりの血液がある事
水:体を潤す体液がある事


大切な「気・血・水」なのですが・・・
 女性は、生理・出産・授乳(お乳も血からできています)と血を消耗しますが、日本では産後あまり“血液を補う”という事がなされていません。 中国では、産後30日間は毎日鶏のスープをおかゆにしたりラーメンにして食べるそうです。(1ヶ月で5〜6羽使用)
米は体を冷やすので、体を温める“あわ”と黒砂糖を使ってお粥を作ります。塩を入れると赤ちゃんの皮膚を弱くする(母乳に移行)ので、一切入れません。鯉やうなぎ、豚足のスープも使います。
地鶏の有精卵を1日5個以上固ゆでにしておかゆと一緒に食べるそうです。

 授乳はそれだけお母さんが赤ちゃんから栄養を摂られる時でもあります。
不足すると、赤ちゃんの発育が悪いだけでなく、母親側の髪や骨が抜けてきます。
また、冷たい物・辛い物は食べず、水に触ることもしないそうです。
このように、日本と中国では出産後の養生からずいぶん差があります。

 そのため、更年期にさしかかった時に血液不足の状態があると、不安感を感じやすくなり、ストレスにも弱くなり、さまざまな不調が現れてきます。
また、身体の水(血液や体液)が不足すると、潤いがなくなるので身体が熱に傾き、ほてりやのぼせ・口渇などが出てきます。
 女性の身体は主に血や水分で出来ているので、更年期は血や水(陰液)を補い、全身に気血を巡らせることがポイントです。

 黄帝内経には「男性の身体はエネルギーで出来ている」とあることから、男性更年期の場合は、エネルギー(陽)を補って、血液の流れを良くする事が重要です。

その他にも
 ☆自分で、出来る手軽な薬膳
 ☆自分の体に合った運動
 ☆色彩や音楽を上手に取り入れること
 ☆茶養生、薬草茶、ブレンド茶
   についてもお話を聞くことが出来ました。

また、新型インフルエンザが世間を賑わしていたため、インフルエンザの予防対策のお話しもありました。
休憩時間には、更年期の諸症状を改善する「婦宝当帰膠」や中国でインフルエンザ対策のお茶としてよく使われている「板藍茶」などの試飲もあり、大盛況でした。

人により、バランスの崩れ方はいろいろです。各々に合った漢方薬を飲む事で、更年期の症状が緩和できます。
詳しくは、長崎中医薬研究会の会員店でご相談下さい。

更年期セミナー:試飲コーナー

次回のセミナーは8/2(日)。
劉伶先生をお迎えして、「夏を元気に過ごす養生法〜脳と心臓と血管を守るために〜」をお話し頂きます。
セミナー参加ご希望の方は、下記のバナーからご応募ください。

お申込はこちらから。

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| 第3回「快適な更年期のために!」 | 16:03 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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