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第9回セミナー レポート後編 「医食同源〜体質別漢方養生法〜 1」

吉田先生の次にお話をして頂いたのは、医学博士・中医学講師の劉 伶先生です。

 9回セミナー 劉伶先生


劉伶先生のプロフィール
1982
年遼寧中医学院医学部卒業
1993
年岡山大学医学部にて医学博士号取得



2000年より遼寧中医学院客員教授



現在、日本中医学研究会専任講師として中医学の普及活動に従事。



中医学だけでなく、西洋医学にも精通されており、専門は内科、婦人科など。



薬膳の講師としても活躍中です。





 



今回は「医食同源〜体質別 漢方養生法〜」というテーマでお話をして頂きました。



まず、西洋医学と中医学の違いから。




西洋医学
は、検査値などから病気が発覚し、その対処療法という形で治療が進められて
いきます。



中医学は、病気になってからの対処療法はもちろん、病気になる前から養生ができます。健康なうちから、普段の食事・漢方薬で身体のケアをする事がとても大切です。



 次に五行学説に基づいた五味と五臓の繋がり、食材についてお話がありました。



5つの基本的な味と五臓は繋がりがあり、食材の性質とそれぞれの効能があります。



 肝→酸(すっぱさ)



酸味はものを引き締め、収斂作用があります。



 ☆効能☆



 多汗(だらだらと出る)、下痢、滑精(精気がもれる)など。



 ☆食材☆



 レモン、みかん、かぼすなど。



心→苦(にがみ)



苦味は下す作用と熱を取る作用があります。



 ☆効能☆



  便秘や発熱、ニキビ、口内炎など。



 ☆食材☆



  たけのこや小松菜、セロリ、緑黄色野菜など。



 
脾→甘(甘み)



甘味は調和、補う作用、精神の緩和があります。



 ☆効能☆



  イライラ、精神不安、疲れ、貧血、眩暈など。



 ☆食材☆



  アミノ酸(肉類)カボチャ、果物など。



 肺→辛(辛み)



辛味は温める、発散、循環を良くする作用があります。



 ☆効能☆



  悪寒、冷え、疲れ、痛みなど。



 ☆食材☆



  だいこん、ねぎ、しょうが、にんにくなど。 




腎→鹹(しおからさ)



鹹は、ものを和らげ、潤す作用があります。



 ☆効能☆



  できもの、骨粗しょう症など。



 ☆食材☆



  魚、貝類、海草類、みそ、しょうゆなど。



 飲食五味は人体に対し、「養」(養う)と「傷」(損なう)の二重作用があります。



たくさん取りすぎると、逆に、各臓器を傷つけてしまいます。



肝 酸(すっぱさ)摂りすぎると 緩脈、冷や汗



心 苦(にがみ) 摂りすぎると 食欲不振



脾 甘(甘み)  摂りすぎると 胃もたれ



肺 辛(辛み)  摂りすぎると 息切れ、咳



腎 鹹(塩からさ)摂りすぎると 浮腫、少尿



 



食事補養の作用



1:人体の栄養物質を補充



  たんぱく質、糖、脂肪、ビタミン、微量元素(ミネラル)をバランスよく摂る。



    貧血の方には ピーナッツの外の赤い渋皮がオススメ。



2生理機能を調節、改善



3:人体の免疫力を高める 特にキノコ類が効果があります。



4:抗老防衰、延年益寿  中国ではスープとして色々な種類があるようです。



      生理痛の方には…烏骨鶏のスープ



      美しさup!美容には ハトのスープ



      血圧の高い方には …セロリ、鴨のスープ



 



                      次に続く…

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